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私たち人間は、呼吸によって酸素を身体の中に取り入れ、その酸素を利用して脂質や糖質を分解し、身体活動に必要なエネルギーを作り出しています。この身体活動に必要なエネルギーを作り出すために利用した酸素の量を「酸素摂取量」と呼んでいます。
「最大酸素摂取量」とは、この酸素摂取量の最大値を指しますが、最大酸素摂取量が高ければ高いほど、多くの運動や強度の高い運動を遂行できる能力を持っていることになります。マラソンなどの持久力を必要とするスポーツ選手は最大酸素摂取量が高い値を示すことから、一般的に最大酸素摂取量は「持久力」の指標として用いられています。
スポーツ選手のみならず、一般の方々においても、持久力が高いということはそれだけ「疲れにくい身体を有している」と言えるので、一般の方々が持久力を高めることは、健康的な生活を送るために重要なポイントになります。
また、これまでの研究結果から、最大酸素摂取量の値が低い人においては、糖尿病をはじめとする生活習慣病や心疾患など、さまざまな疾病を引き起こすリスクが高くなることが明らかにされています。
つまり、最大酸素摂取量の値が高ければ高いほど、生活習慣病や心疾患の予防効果が高いということになり、健康の維持・増進という点では、最大酸素摂取量を高めておくことが必要になると言える訳です。
そこで今回は、厚生労働省が定める「健康づくりのための運動所要量」から健康の維持・増進に必要な最大酸素摂取量の基準値ならびに範囲を性別・各年代別に紹介します。
【最大酸素摂取量の基準値(ml/kg/min)】
●男性
20歳代:40
30歳代:38
40歳代:37
50歳代:34
60歳代:33
●女性
20歳代:33
30歳代:32
40歳代:31
50歳代:29
60歳代:28
【最大酸素摂取量の範囲(ml/kg/min)】
●男性
20歳代:33〜47
30歳代:31〜45
40歳代:30〜45
50歳代:26〜45
60歳代:25〜41
●女性
20歳代:27〜38
30歳代:27〜36
40歳代:27〜33
50歳代:26〜32
60歳代:26〜30
上述した各年代の基準値や範囲を参考にしながら、できるだけ高い最大酸素摂取量を獲得することが重要です。ウォーキングを代表とする有酸素運動は、最大酸素摂取量を高める効果的な運動ですので、これからも積極的にウォーキングに取り組み、できるだけ最大酸素摂取量を高めるようにしていきましょう。
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