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これまで、あまり運動されていなかった方が運動を開始すると、初期に体重の減少が見られることがありますが、しばらく継続すると運動に対する耐性(体力の向上)がつき、以前よりも体重の減少に変化が見られない場合があります。
まずは運動強度を上げてみましょう。これまで早歩きをされているようでしたら、ウォーキングの途中にジョギングを取り入れてみるとよいでしょう。次に、運動時間を延ばします。例えばこれまで30分ウォーキングされているようでしたら、少なくとも10分延長してみましょう。運動強度と運動時間を徐々に強めたり長くしていくことで有酸素運動の効果を維持することが出来ます。
また、運動頻度はいかがでしょうか。これまで週に3回程度行われていれば週に5〜6日に増やしてみましょう。この場合は、運動強度は高めなくても構いません。慣れてきてから強度を上げるようにしましょう。
ご質問にあるように、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることで更に効果を高めることが可能となります。基礎代謝(生命を維持するために最低限必要なエネルギー代謝)は約60%が筋肉で消費されています。そのため、加齢や運動不足で低下した筋肉を再びトレーニングすることによって増加させ、基礎代謝を高めます。筋肉量が増え、基礎代謝が高くなると太り難い身体になります。
ウォーキングのような有酸素運動は、運動を開始した初期の段階では下肢に筋肉がついてきますが、ある程度筋肉が増加したらそれ以上は増えません。そのため、筋力トレーニングを取り入れることは有効です。
有酸素運動は低強度であれば毎日行っても構いませんが、筋力トレーニングは1日おきに週3回の実施が理想的です。筋力トレーニングでは、有酸素運動と比較して筋肉が壊れやすいため(筋肉痛が起こりやすい)、回復させるために筋肉を休める必要があります。そのため、筋力トレーニングは毎日ではなく、少なくとも1日おきに行ったほうがよいでしょう。毎日行ってしまうと逆に慢性的な筋疲労となり、効果が半減するばかりではなく、関節痛などのケガの原因ともなってしまいます。
筋力トレーニングは大きな筋肉を中心に行うと効果的です。具体的には、胸、お腹、背中、脚などになります。筋力トレーニングはスポーツクラブや公共のスポーツ施設でマシンなどを使うと効率よくトレーニングできますが、ご自宅でも出来るトレーニング方法をご紹介します。
●腹筋運動
仰向けに寝て膝を曲げます。両手は太ももの上に乗せ、その手を太ももから離さないように膝までスライドさせ、同時に上半身を起こします。このとき、息をゆっくりと吐きながら行いましょう。上まで起こしたらゆっくりと元の位置に戻しましょう。
●背筋運動
床にうつぶせになって、両手を腰で組みます。両足をどなたかに押さえてもらい、床から10〜20cm程度浮くようにゆっくりと上半身を持ち上げます。極端に上げて腰を反らないようにしてください。腰痛を引き起こす原因になります。
●腕立て伏せ
両手を肩幅より少し広めにして床につきます。両膝も同じように床につき、四つんばいの姿勢になります。肘を曲げて胸を床に近づけ、胸が軽く床に触れたらゆっくりと元の位置に戻します。肘を伸ばすときにゆっくりと息を吐くようにしましょう。
●スクワット
座るとちょうど膝が90度に曲がり、両足が床につく高さの椅子を用意して下さい。その椅子から少し離れた位置に両足を肩幅よりも少し広く開いて立ちます。椅子に座るようにゆっくりと腰を下ろします。椅子がお尻に軽く触れたら立ち上がります。
10〜20回を1セットとして、2〜3セット行いましょう。負荷は自重(自分の体重)で、強度はややきついと感じる程度で行います。自重に慣れてきたら、ペットボトルなどに水を入れて負荷を調整しましょう。
最初から4種目を行うことが困難であれば、まず、スクワットと腹筋の2種目を行うようにしましょう。体力がついて余裕が出来れば、残りの種目を行ってみてください。
有酸素運動と筋力トレーニングを交互に行うとよいでしょう。
また、運動と合わせて食事についても検討してみましょう。運動による消費カロリーよりも食事による摂取カロリーが上回っていると、運動を行ってもなかなか効果が見られません。特に、アルコールの摂取や間食、夜遅い夕食、脂肪分の多いおかず、糖分の多い食べ物や飲み物の摂取などがないか、1週間の食事を振り返ってみてください。
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