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山登りをしてみようと思い、ガイドブックを買ってきましたが、読み方がよく分かりません。また、これだけで情報収集は十分なのか不安です。ガイドブックの読み方や情報収集について教えて下さい。<その1>
(R.Y.さん28才、東京在住、会社員) |
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Yさんのようにガイドブックを見て疑問をもったり、自分から新たな情報を探そうとすることは、とても大切なことだと思いますよ。安全に、安心して山を歩くためには、事前にきちんと情報を集め、準備することは当然のことなのです。
今回は、山に行く上で重要なテーマですので、「ガイドブックの読み方のポイント」、「ガイドブックには載っていない情報の集め方」の2回に分けてご紹介いたします。1回目は、「ガイドブックの読み方のポイント」です。 |
第1回 ガイドブックの読み方のポイント
まず初めに、巻頭にある凡例や注意点などを読んで下さい。忘れがちなことなのですが、その本を読むにあたって必要なことだけでなく、山登りに必要な基本的な情報についても記載されています。
次に、いよいよガイドブックを読む上でのポイントです。
特に気をつけるべき、「コースの難易度」、「コースタイム」について紹介します。
■難易度
難易度とは、体力、登山技術、危険度を総合的に評価したものです。
初めのうちは、初級者向けの山を選びましょう。「・・・滑落等に十分注意」「鎖場」などの記載は、危険度が高いことを意味します。
体力は、平地を歩ける時間だけでなく、登山口から山頂までの累積標高差が大きな目安となります。たとえば、同じ2時間でも、平地を歩くのと急な上り坂を歩くのとでは、必要な体力に大きな差がありますよね。標高差がグラフで記載されているガイドブックを見ると、分かりやすいでしょう。
■コースタイム
コースタイムは、一般的に「その山に必要とされる装備を背負って」その山域に精通した執筆者が実際に歩いて調査したものなので、ガイドブックによって、若干の違いがあります。休憩時間などは含まれていませんから、自分で考慮しなければなりません。
初心者の場合、ガイドブックの記載どおりには歩けないかもしれません。
しかし、気にすることは全くありません。ガイドブックの参考タイムと自分のタイムを照らし合わせて、自分のペースを把握し、次の山登りに役立てて下さい。
ただ、注意してほしいことは、所要時間の計算方法です。たとえば、ガイドブックで1時間の道のりを1時間半かかったとします。つまり1.5倍かかったわけですから、全行程が4時間となっていた場合は、1.5倍の6時間かかると考えなくてはいけません。
下りの道は参考タイムどおりに歩けるだろうなどと、楽観的な見方をしては、大変危険です。
■地図
地図を使う一番の目的は、現在位置を確認することです。
車を運転するときには、必ず道路地図を持っていくのと同じように、山登りには、たとえ初心者でも地図が必要です。
ガイドブックに載っている地図は、あくまでも参考で、地図の代わりにはなりません。ガイドブックとは別に専用の地図を用意しましょう。初心者には、山登り用に作られた登山地図が使いやすいと思います。地形図は、もともと山歩きのために作られたわけではないので、表現が分かりにくく、初心者にはお勧めできません。
初めは見慣れなくて難しく感じるかもしれませんが、現在位置をこまめに確認することで、次第に慣れ、次のステップにつながります。
【参考ページ】
■NATURE LIFE>「山の関連知識」>山の地図と地形
ガイドブックの読み方のポイントについてお話ししてきましたが、これらのことはガイドブックを選ぶ時のポイントにもなります。また、内容の正確さやきめ細かさだけでなく、新しさも重要なポイントですから、発行年月日を見て、できるだけ新しいものを選びましょう。
最近は、山登りの目的や方法別にさまざまなガイドブックが出版されています。同じ山でも、ガイドブックによって紹介のされ方が違いますから、自分の目的にあったガイドブックを複数選んでおくとよいでしょう。
【ウォーキングスタイル内参考ページ】
■ウォーキングアカデミー:計画と準備
(山登りに必要な地図・ガイドブック、コースの計画、山行計画書について紹介しています。)
次回は、「ガイドブックには載っていない情報の集め方」についてお話しします。
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